いろどりの家のコンセプト
いろどりの家のコンセプト

いろどりの家のコンセプト:アクティブデザイン 1

設備による手法(アクティブ)
建物の省エネ化を図るには、住宅設備においてもエネルギー消費の少ない高効率型のものを採用することが大切です。
冷暖房設備
快適で健康的な省エネ・エコ住宅には、高性能な暖房設備が必要不可欠です。
まずはこの表(別表1)をご覧ください。

『いろどりの家』いろどりの家 別表1

一見、日本は欧米に比べて暖房負荷が少ないことがわかります。
もうひとつ、こちらの表(別表2)をご覧ください。
熱損失係数Q値(W/m2K)による、各国との比較です。

『いろどりの家』いろどりの家 別表2

日本の次世代省エネルギー基準におけるQ値はIV地域で2.7W/m2Kです。
これだけ見ても、日本が遅れていることが見てとれます。
例えば、日本のⅣ地域と同じような暖房度日のフランスと比べても、1.4倍もの差があるということがわかります。
しかし、このフランスの断熱性能は義務基準であることに対して、日本の次世代省エネルギー基準は
努力目標ということで、実は新築の着工件数の30%程度しか満たしていないという事実があります。
いかに、日本がEU各国に断熱の面で遅れているかということがわかった上で別表1を見れば、
どれだけ日本人が寒さを我慢しているかということが分かります。
これが日本のヒートショックで亡くなる数が多い理由です。
だからこそ、快適で健康的な省エネ・エコ住宅には、高性能な暖房設備が必要なのです。
私たちが目指す省エネ・エコ住宅では、床下エアコンと壁掛けエアコンの2台で
家全体の冷暖房をまかなう断熱性能をもっています。
これにより、家中の温度が均一になるというメリットがあります。
冷暖房は高性能エアコン
エアコンがなぜエネルギー効率がよいか、簡単に説明します。
エアコンはご存知の通り、電化製品です。
エアコンが他の電化製品と大きく違うのは、ヒートポンプを使っているという点において、エネルギー効率が良いということです。
ヒートポンプは空気の熱を使います。
エアコンのヒートポンプの仕組みは、電気エネルギー量1+空気の熱3=エアコンからの熱4という仕組みです。
少ないエネルギーで多くの熱エネルギーをつくることができるのがヒートポンプです。
省エネ・エコ住宅の断熱・気密性能であれば、エアコンの温度20度設定で、
十分に、快適な体感温度が得られるようになり、冷暖房負荷は削減できます。
また暖房設備は数多くあるのに対して、冷房設備はエアコンと扇風機くらいです。
エアコンだけが冷房と暖房の機能を兼ね備えているので、設備コストも重複しません。
また日本の高温多湿の気候にもエアコンは対応しています。それが、除湿機能です。
とくに、梅雨の時期の対策として室温を下げずに除湿だけをできる再熱除湿という
機能をもった機種を選ぶことは、快適な空間のために欠かせません。
エアコンは、光熱費、省エネ性、冷暖房兼備、除湿機能を兼ね備えた住宅には欠かせない設備と考えられます。
床下エアコン
東北地方を中心とした寒冷地などで、よく採用されてきた手法です。
これは、床置き型のエアコンを床下に半埋め込み設置することによって、
機器の底部と上部の2か所にある吹き出し口から、暖房時は上下両方からの温風で暖房し
冷房時は上方のみから冷風で冷房します。
これは、基礎断熱と非常に相性がいいシステムです。
これにより、一般的な床暖房や蓄熱暖房機器とは異なりイニシャルコストが安くなります。
床下エアコンにより、床全体がくまなく温かくなり、居室ごとの温度差も生じず、快適に過ごすことができます。
また床下エアコンの暖房により、基礎スラブを蓄熱し暖房負荷を減らすこともできます。
床が温かくなることは、頭寒足熱といい快適性が高まります。
もちろん、無垢のフローリングも問題なく使えるので、
素足で歩いた時の感覚は、なんとも気持ちのいいものとなります。

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